2018年へ向けて

第一次世界大戦100年展開催の主旨

私たち、第一次世界大戦100年展実行委員会は、2018年に第一次世界大戦100年展の開催をめざしています。みなさまのご協力をお願いいたします。

2018年に終戦100周年を迎える第一次世界大戦は、日本では「忘れられた戦争」と言われますが、この大戦は5大帝国の崩壊、さらに最初の社会主義国家の台頭という、世界史上類のない大転機と連動し、この戦争がもとで起きた国家、民族の混乱はいまだに解決を見ないばかりか、中東、アフリカ、アジアの情勢は、世界危機の度を一層深めています。現在の世界は、第一次世界大戦後のそれによく似ているという歴史家の指摘もあります。世界がグローバル化した今、日本がこの終戦100年を機に、改めて現代の視点でこの戦争を見直し、世界の人々と人類の歴史を共有することは、国際社会を理解し、ひいては平和な地球未来へ寄与するために、不可欠なことと考えます。

この大戦はどのように始まり、なぜ世界の大半が巻き込まれ、泥沼化したのか。なぜ大衆はその始まりに歓呼で応えたのか。この国家権力が始めた戦争にどの国の民衆も勝利を信じたはずが、現実には史上最大の破壊と1600万人の国民の死という犠牲を代償に、疲弊の末に休止となりました。

その犠牲もむなしく、20年後には再び次の大戦が勃発しました。ではこの戦争は人類に何を教えたのでしょうか。こりごりしたはずの第一次世界大戦とは、何だったのでしょうか。

私たちの意図する第一次世界大戦展は、この戦争とはどういうことだったのか、そして戦争とは、そもそもどういうことか、さらに日本はどうかかわったのか、そしてそれはどのような影響を今日の生活へ及ぼしているかを、先入観、民族偏見を排し、イデオロギーに偏らず、史実に基づき客観的に、国民の生活の目線で捉え直します。100年前の戦争の中の暮らしを、子供から大人、お年寄りまでが展示物をとおして目の当たりに見、耳で聞き、心で感じることによって、歴史の延長線上で現代世界を見直し、世界の人々とともに平和を目指すことを目的としています。

 

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